別名:役名、人物名
セリフのまとまりの上に置く話し手の名前です。慣例として大文字で書き、誰が話しているかを読み手に示します。
ページ上では
登場人物
MAYA
役名の行では、気の利いた工夫より一貫性が大切です。MAYA、Maya、M. と書き分けると、ブレイクダウンでも、話し手ごとにセリフをまとめるツールでも、3人の別々の「人物」になってしまいます。制作で使う名前を早めに決め、ページ上のセリフの中であだ名が使われても、役名は変えずに保ちましょう。
(V.O.)や(O.S.)のような拡張は、声が通常の形で画面に映っていないときに役名に付けます。年齢、衣装、第一印象の細部は、役名の中ではなく、初登場時のト書きに書きましょう。そうすれば役名は、原稿ファイル全体を通じてその役を指す、すっきりした目印のままでいられます。
読み合わせでは、俳優は役名を頼りに次の出番を見つけます。そこにジョーク、別の綴り、アウトライン段階の仮の呼び名が混じると、初見の読みがつまずきます。アウトラインの間に仮の名前が必要なら、その原稿をもとに香盤表を組んだりキャスティングしたりするかもしれない人に共有する前に、話し手の表記をそろえましょう。
いいえ。年齢と紹介は、その人物に初めて出会うときのト書きに書きます。役名は変わらない名前のままにしておけば、制作もルームも、括弧の中を読み解かずに役を追えます。
V.O. は、ナレーションや、そのシーンで画面に映りながら生で話しているのではない声を示します。O.S. は、シーンの世界にはいるものの、ショットには映っていない人物を示します。ト書きの気まぐれなメモとしてではなく、役名に付けて使いましょう。
本当に声をそろえるセリフなら、ときにはかまいません。違う言葉が重なるなら、同時セリフのほうがわかりやすくなります。それぞれの話し手の異なるセリフを書く手間を省くために BOTH を使うのは避けましょう。
ト書きで正体を伏せることはできますが、話し始めたら、その役には変わらない役名を1つ使いましょう。そうしないと制作での管理が崩れます。謎は観客のためのもので、ファイル内のばらばらな表記のためのものではありません。