シーン見出しがカットになる
新しい見出しが場所や時間の変化をすでに示すので、普通のシーンの間にトランジションを入れても何も加わりません。Academy Nichollの書式ガイドは、まさにその理由で多くの書き手がシーン間のトランジションをやめていると述べ、Final DraftはCUT TO:を突然の、または急激な映像の変化にだけ使うよう勧めています。
ほとんどのシーン転換にトランジションは不要です。次のシーン見出しがそのままカットになります。編集そのものが物語を語るときだけ書きましょう。
結論
新しいシーン見出しが、画面が変わったことをすでに読み手に伝えるので、ほとんどのシーン転換にトランジションは要りません。書くのは、編集そのものに意味があるときです。衝撃ならSMASH CUT TO:、二つの映像が響き合うならMATCH CUT TO:、時間が流れ去るならDISSOLVE TO:。冒頭のFADE IN:と結びのFADE OUT.は、使っても使わなくてもよい枠組みです。スペック脚本で使うべきかは今も意見が分かれているので、一つの方針を選んで最後まで通しましょう。
ページ上では
FADE IN:
INT. HOSPITAL CORRIDOR - NIGHT
Mara presses her ear to the door. Silence. Then, very softly, a monitor flatlines.
SMASH CUT TO:
EXT. WEDDING RECEPTION - DAY
Confetti. A brass band hits its first note. Mara laughs too loudly.
INT. RECEPTION TENT - LATER
The band packs up. Mara sits alone with a warm glass of champagne.
根拠の強さ
新しい見出しが場所や時間の変化をすでに示すので、普通のシーンの間にトランジションを入れても何も加わりません。Academy Nichollの書式ガイドは、まさにその理由で多くの書き手がシーン間のトランジションをやめていると述べ、Final DraftはCUT TO:を突然の、または急激な映像の変化にだけ使うよう勧めています。
今も議論が続いているのはFADE IN:です。Final Draftの2025年と2026年のトランジション解説は、スペック脚本の冒頭に置くと初心者のサインになるとしていますが、Academy Nichollの書式ガイドや非常に多くの制作脚本はFADE IN:で始まります。どちらかを選び、結びもそれに合わせましょう。どのガイドも一致しているのは、シーンごとのCUT TO:は次の見出しがすでに伝えている以上のことを何も伝えない、という点です。
決まった型はひとつではありません
SMASH CUT TO:は急激な対比を、MATCH CUT TO:は形や発想を共有する二つの映像のつながりを、DISSOLVE TO:は時間や記憶がにじんでいく様子を伝えます。どれも編集が物語の一部になる場所に置くもので、癖になると力を失います。
トランジションは大文字で右寄せにし、終わるシーンの最後、次のシーン見出しのすぐ上に置きます。FADE IN:は伝統的な例外で、Academy Nichollのサンプルでは最初のシーンの上、左端に置かれています。
Academy NichollのサンプルはFADE IN:で始まり、FADE OUT.とTHE ENDで終わります。制作された脚本の多くも今なお同じです。一方、Final Draftの2025年と2026年のトランジション解説は、スペック脚本冒頭のFADE IN:を初心者のサインとしています。現在の原稿にはどちらも見られます。
かつては回想に入るときにDISSOLVE TO:を使うのが定番でしたが、Final Draftは今では古いやり方としています。時を明記したシーン見出しで同じ役目が果たせ、シーン一覧も読みやすく保てます。
読みにくさと受け渡しのつまずき
受け取る相手に合わせて選ぶ
スペック脚本ではカットはシーン見出しに任せ、トランジションは読み手に感じてほしい数少ない編集のために取っておきましょう。FADE IN:で始めるかどうかはあなた次第です。どちらも今の書き方なので、一つを選び、結びもそれに合わせます。
脚本が制作に入ると、トランジションは実際のカットを決める監督と編集へのメモになります。意図を伝えるものは残し、改訂ページでも位置を変えずに保てば、編集と脚本の食い違いを防げます。
Plotでは、CUT TO:(またはTO:で終わる大文字の行)を入力するとトランジションになり、エディターでもPDFでも右寄せで配置されます。どの行でも、要素メニューかその番号ショートカットでトランジションを選べば切り替えられ、入力中にはFADE OUT.、DISSOLVE TO:、SMASH CUT TO:、MATCH CUT TO:、そして脚本ですでに使ったものが候補に出ます。
次によく聞かれること
スマッシュカットは、衝撃や笑いのための急激な切り替えです。たとえば静寂から一気に大歓声の群衆へ切り替えます。マッチカットは、形や動き、発想を共有する二つのショットをつなぎ、観客につながりを感じさせます。一方は揺さぶり、もう一方は響き合います。
編集そのものが物語の一部を語るときです。二つの気分の間の衝撃、次の映像と響き合う映像、溶けていく時間などです。トランジションを消しても読み手が思い浮かべるカットが変わらないなら、シーン見出しだけで十分です。
Academy Nichollのサンプルのとおり、最初のシーン見出しの上、左端に置きます。そのほかのトランジションはすべて右寄せです。FADE IN:を省く場合は、最初のシーン見出しがそのまま脚本の幕開けになります。
多くの脚本は右寄せのFADE OUT.で終わり、Academy Nichollのサンプルのように、その下にTHE ENDを中央揃えで添えるものも多くあります。FADE TO BLACK.もよく使われる別案です。結びを一つ選び、脚本の始まり方とそろえましょう。
トランジション
シーンとシーンの間に置く編集の指示です。CUT TO:、DISSOLVE TO:、SMASH CUT TO: など。現代のスペック脚本ではめったに使わず、ほとんどのカットは書かなくても伝わる前提です。
フェードイン/フェードアウト
脚本の始めと終わりを挟む古典的なトランジションです。FADE IN: で脚本(またはシークエンス)を始め、FADE OUT. や FADE TO BLACK で終えます。きっぱりとしたカットではなく、やわらかな区切りを示します。
スマッシュカット
観客が前のシーンの続きを予想している瞬間に、別のシーンへといきなり切り替えるカットで、対比ができるだけ強く響くようにします。右寄せのトランジション SMASH CUT TO: として書き、タイミングそのものが狙いになる数少ないカットのためにとっておきます。
マッチカット
形、動き、構図、音を共有することで2つのショットをつなぎ、一方の映像が次の映像に変わったように見せるカットです。2つの瞬間のつながりが物語の一部であるとき、トランジション MATCH CUT TO: として書きます。
ディゾルブ
ある映像が少しずつ次の映像に置き換わるトランジションです。ページ上ではよく DISSOLVE TO: と書き、きっぱりとしたカットではなく、時間の経過、記憶、テーマのつながりを示します。
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脚本でよくある場面の書式の実例と、認められている書き方
フラッシュバック
時間の移動は柱かト書きで明示し、転換が見落とされそうなときは現在に戻ることもはっきり示します。
連続する動きと時間の飛躍
新しい場所へ途切れずに移るならCONTINUOUS、同時刻ならSAME、本当に時間が進むならト書きの一拍か新しい時間表記を使います。
プレラップとサウンドブリッジ
次のシーンの音が映像より先に届くときは、その音が属するシーンのすぐ上に書きます。台詞なら(PRE-LAP)、効果音ならト書きにPRE-LAPの行を。
モンタージュ
モンタージュの始まりを示し、映像の流れをト書きで整理し、通常のシーンに戻る位置が伝わりにくいときは終わりをはっきり書きます。