観客が体験する時間の関係を言い表す
CONTINUOUSは場所の境目をまたいで途切れない動きを、SAMEは同時性を、LATERやト書きの一行は経過した時間を表します。文体のために表記を変えるより、正確な関係を選ぶほうが役に立ちます。
新しい場所へ途切れずに移るならCONTINUOUS、同時刻ならSAME、本当に時間が進むならト書きの一拍か新しい時間表記を使います。
結論
ドアを抜けて人物を追うときのように、動きが途切れずにある場所から別の場所へ移るときはCONTINUOUSを使います。新しいシーンが前のシーンと同じ時刻に起きているものの、ひと続きの動きとは限らないときはSAMEを使います。実際に時間が飛ぶ場合は、経過した時間をト書きに書くか、読み手が何を基準にしているのか分かるならLATERのような明確な時間表記をシーン見出しに入れます。2つのシーンが隣り合っているというだけでCONTINUOUSを使うのは避けましょう。
ページ上では
INT. ARCHIVE - NIGHT
Mara shoulders through the fire door.
EXT. ARCHIVE ROOF - CONTINUOUS
Rain catches her before the door slams shut.
THREE HOURS LATER
The rain has stopped. Mara has not moved.
根拠の強さ
CONTINUOUSは場所の境目をまたいで途切れない動きを、SAMEは同時性を、LATERやト書きの一行は経過した時間を表します。文体のために表記を変えるより、正確な関係を選ぶほうが役に立ちます。
CONTINUOUSを文字どおりの長回しに限って使う書き手もいれば、隣り合う空間をまたぐ途切れない物語上の動きに広く使う書き手もいます。どちらの解釈もあります。その違いが演出に影響するなら、動きそのものを描写して、末尾の表記だけに頼らなくてもシーンが伝わるようにしましょう。
決まった型はひとつではありません
THREE HOURS LATERのような独立したト書きの一行は、直接的で目に入りやすく、相対的な表現を制作用のロケーション情報にしてしまうこともありません。
INT. ARCHIVE — LATERは、場所が改めて示され、直前の時間的な基準が紛れようのないほど近いときに使えます。
時間の飛躍で撮影の時間帯が変わるときや、LATERではスケジュールも映像も分かりにくくなるときは、具体的な時間帯を新たに書きます。
読みにくさと受け渡しのつまずき
受け取る相手に合わせて選ぶ
シーンがいつ起きているかを読み手が思い描ける、最も短い表記を選びましょう。閲読用の原稿では、スケジュール上の分類を細かく書くより、時間の流れが明確であるほうが効果的です。
時間帯の表記は香盤表や撮影スケジュールに影響するため、制作側がLATER、SAME、夜明け、連続するシークエンスの表記を統一することがあります。ロックされたシーンを黙って書き換えず、変更は調整したうえで行いましょう。
Plotでは場所が変わるたびにシーン見出しを使い、そこに付けた時間表記(CONTINUOUS、SAME、LATER)がシーン一覧で場所の横に表示されます。THREE HOURS LATERのような経過時間のカードはト書きに書けば、シーンの時間帯ではなく物語の一部として読まれます。
次によく聞かれること
CONTINUOUSは、ドアを抜けて人物を追うときのように、動きが途切れずに新しい場所へ移ることを表します。SAMEは、新しいシーンが前のシーンと同じ時刻に起きているものの、両者をつなぐひと続きの動きはないことを表します。
少しだけ先へ進むことで、たいていは読み手が直前に見た場所に戻ります。何から見て「あと」なのかが明らかなときに使い、もっと長い、あるいは分かりにくい間隔なら、どれだけ時間がたったかをト書きに書きましょう。
いいえ。隣り合うシーンが自動的に連続するわけではありません。CONTINUOUSは場所が変わる途切れない動きのために取っておき、それ以外は通常の時間帯かLATERを使いましょう。