シークエンスに合った枠組みを選ぶ
一文で済むモンタージュに、形式的なブロックは要りません。複雑なシークエンスなら、目に見える開始と終了の印、場所の分かる断片があると読みやすくなります。読み手が時間、場所、展開を追える限り、どちらも通用します。
結論
一か所での短いモンタージュなら、大文字のト書きで導入し、簡潔な映像の断片を続けるだけで十分なことがほとんどです。複数の場所にまたがる長いモンタージュでは、始まりを示し、各断片に小見出しか誤解のない場所の表記を付け、終わりも示します。書式は一つひとつのカットを指定するためではなく、シークエンスの映像の論理を伝えるためのものです。
ページ上では
MONTAGE - MARA LEARNS THE ROUTE
— PLATFORM: She times the final train.
— SERVICE TUNNEL: She marks each locked gate.
— ROOFTOP: The harbor lights blink out, one row at a time.
END MONTAGE
根拠の強さ
一文で済むモンタージュに、形式的なブロックは要りません。複雑なシークエンスなら、目に見える開始と終了の印、場所の分かる断片があると読みやすくなります。読み手が時間、場所、展開を追える限り、どちらも通用します。
必ず従うべきモンタージュの型はありません。目安になるのは読み手が理解できるかどうかです。何が変わり、どこで起き、いつ通常のシーンの流れに戻るのかが、シークエンスから分かるようにしましょう。
決まった型はひとつではありません
繰り返しが多く短く、個別の物語の展開を必要としないシークエンス、たとえば不合格続きのオーディションなどは、ト書き一文で書きます。
小見出しなら、テンポの速いシークエンスをコンパクトに保てます。場所がスケジュールに関わる場合、シークエンスにセリフがある場合、各断片がシーンのように振る舞う場合は、完全な見出しのほうが明確です。
時間の圧縮を伴わない関連する映像には、SERIES OF SHOTSを使う書き手もいます。実際には両者の意味は重なるので、見出しだけに頼らず、狙っている展開を書きましょう。
読みにくさと受け渡しのつまずき
受け取る相手に合わせて選ぶ
提出用の原稿では、読み手の体験を最優先に考えます。シークエンスは簡潔に、映像的に、具体的に保ちましょう。ショットそのものが物語の展開になっている場合を除き、ショットごとに書き分けるのは避けます。
モンタージュの断片ごとにスケジュール、場所、キャスト、シーン番号が必要になる場合は、制作チームと相談のうえ、それらの断片を制作側が扱えるシーン見出しに格上げします。
Plotでは、MONTAGEとEND MONTAGEの印、ダッシュで始まる各断片はト書きです。場所をシーン一覧や香盤表に載せるべき断片には完全なシーン見出しを付け、読むリズムのほうが大事な断片はト書きの小見出しのままにします。
次によく聞かれること
両者の意味は重なります。一般に、時間を圧縮したり進展を見せたりするシークエンスにはMONTAGEを、同じような圧縮を伴わない関連する映像にはSERIES OF SHOTSを使います。見出しに頼らず、狙っている展開を書きましょう。
書かないと通常のシーンの流れに戻る位置を読み手が見落としかねない場合だけです。一行のモンタージュに終わりの印は要りませんが、複数の場所にまたがる長いブロックは、END MONTAGEか、明確に流れを引き継ぐシーン見出しで締めくくりましょう。
入れられますが、セリフがあるということは、その断片がシーンのように振る舞っていることがほとんどです。話し声、意味のある場所、スケジュール上の独立した扱いが必要な断片には、ダッシュの小見出しではなく完全なシーン見出しを付けましょう。