現れる場所に、正確な文言を書く
どの表記を使っても、文字そのものは、それが現れる瞬間に一字一句そのまま脚本に書きます。Academy Nichollの書式ガイドは日付をTITLE OVER:で示し、その下に日付を中央揃えで置いています。SUPER:と文言を同じ行に書く脚本も多くあります。
画面上の文字は、現れる場所に一字一句そのまま書きます。映像の上ならSUPER:、黒画面なら独立したカード、表記は脚本全体で一つに統一します。
結論
SUPERは、映像の上に重ねる文字です。場所、日付、名前などがあります。観客が読むとおりの文言を、それが現れる瞬間に書きます。ト書きにSUPER:かTITLE OVER:と書き、続けて文言を置きます。最初のシーンの前の黒画面に出るカードのように、独立した画面に出る文字なら、黒画面をト書きで描写し、その下に文言を置きます。文字は短くし、表記は脚本全体で一つに統一しましょう。
ページ上では
BLACK SCREEN.
PART ONE: THE CROSSING
EXT. HARBOR ROAD - DAWN
Fog sits on the water. A fishing boat noses past the breakwater.
SUPER:
Portland, Maine. March 1994.
MARA (19), in a borrowed coat, stands at the stern.
根拠の強さ
どの表記を使っても、文字そのものは、それが現れる瞬間に一字一句そのまま脚本に書きます。Academy Nichollの書式ガイドは日付をTITLE OVER:で示し、その下に日付を中央揃えで置いています。SUPER:と文言を同じ行に書く脚本も多くあります。
唯一の標準的な表記はありません。SUPER:、TITLE:、TITLE OVER:、CHYRON:のどれも現在の脚本に見られ、Academy Nichollのガイド自体も、多くの人がSUPER:と書くところにTITLE OVER:を使っています。読み手はどれでも受け入れます。読みを遅くするのは、同じ種類の文字に違う表記を混ぜることや、文言の代わりに書体を描写することです。
決まった型はひとつではありません
シーンに重ねる場所、日付、時間の飛躍は、それが現れる瞬間に表記を書き、続けて文言を置きます。読み手はSUPER:、SUPERIMPOSE:、TITLE OVER:を同じ意味として受け取ります。
章立てのカード、冒頭の引用、黒画面の日付など、画面いっぱいに出る文字は、続くシーンの見出しの前に、ト書きの中で独自の瞬間を与えます。
人物や場所の名前を画面下部に出すテロップは、チャイロンとも呼ばれ、撮影稿やドキュメンタリーでよく使われます。スペック脚本では、観客がどうしても読む必要のある少数の名前に限ります。
読みにくさと受け渡しのつまずき
受け取る相手に合わせて選ぶ
スペック脚本では、観客がすぐに事実を知る必要があり、映像ではそれを伝えられないときに画面上の文字を使います。場所、年、時間の飛躍などです。うまく置いたスーパーが一つか二つあれば読み手の道しるべになりますが、すべてのシーンに置くと字幕のようになってしまいます。
書体のデザインとタイミングはポストプロダクションが決めます。組まれるのはあなたの文言です。改訂ページでも文言と位置を変えずに保てば、グラフィックのリストと脚本の食い違いを防げます。
Plotでは、SUPER:やTITLE OVER:といった表記をト書きの行に書き、その下に文言を置きます。文言は要素メニューで「中央揃え」にします。中央揃えはPDFにも、制作事務所に渡すFinal Draftファイルにも引き継がれます。最初のシーンの前のカードは、最初のシーン見出しの上に置いたト書きと中央揃えの行だけです。
次によく聞かれること
SUPERはsuperimpose(重ね合わせる)の略で、シーンが進む間に映像の上に重ねる文字のことです。場所、日付、時間の飛躍などに使います。SUPER:の後の文言が、そのまま観客が画面で読む文字になります。
まずト書きで黒画面を示します。たとえばBLACK SCREENと書き、続けて現れるとおりの文言を、すべて最初のシーン見出しの前に置きます。映像が始まると最初の見出しに引き継がれ、シーンが始まります。
飛躍が起きる場所に書きます。新しい時間の最初のシーンの見出しのそばに、SUPER: THREE YEARS LATERと置きます。映像だけで飛躍が明らかなら、時を明記したシーン見出しでスーパーなしに伝えることもできます。
どちらも通じます。SUPER:は映像に重ねる文字の一般的な略記で、Academy NichollのサンプルはTITLE OVER:を使っています。表記を一つに決めて毎回同じものを使えば、二つの表記が二つの効果を意味するのかと読み手が迷うことはありません。
ニュースのグラフィックのように、画面の下部で人物、場所、時間を示すテロップです。脚本ではSUPER:かCHYRON:に続けて正確な文言を書きます。スペック脚本では控えめに使い、ドキュメンタリーや撮影稿ではより多く使われます。
脚本書式リファレンスを見る
脚本でよくある場面の書式の実例と、認められている書き方
インサート、画面、書かれた文字
観客が読む必要のある文言はそのままト書きに書き、映像の強調を切り替えること自体が重要な場合だけINSERTを使います。
テキストメッセージ
画面に映るメッセージはト書きに書き、必要なら送信者を示します。声に出さない文字を台詞に見せかけず、ひとつの書き方で統一しましょう。
外国語と字幕
どの言語が話され、観客が理解できるかを読み手に伝えたうえで、毎行その指示を繰り返さずに読める訳を書きます。
連続する動きと時間の飛躍
新しい場所へ途切れずに移るならCONTINUOUS、同時刻ならSAME、本当に時間が進むならト書きの一拍か新しい時間表記を使います。