観客が理解できることに合わせて書く
脚本は通常、想定する読み手が読める言語のまま書き、画面で聞こえる言語は簡潔な指示で示します。観客に字幕があるのか、一部だけ分かるのか、訳がまったくないのかも、シーンからはっきり分かるようにしましょう。
結論
観客が字幕で台詞を理解する場合は、話されている言語をト書きか括弧書きで示し、訳した台詞を脚本の読み手の言語で書きます。字幕で見るという体験が重要なら、字幕付きであることも明記しましょう。観客に理解させない意図なら、観客が受け取ることのない訳を書くのではなく、その言語と聞き手の反応を描写します。
ページ上では
INT. NIGHT MARKET - NIGHT
Mara answers the vendor in Mandarin. Their exchange is SUBTITLED.
MARA
Who sold you this watch?
VENDOR
Someone who knew you'd come.
根拠の強さ
脚本は通常、想定する読み手が読める言語のまま書き、画面で聞こえる言語は簡潔な指示で示します。観客に字幕があるのか、一部だけ分かるのか、訳がまったくないのかも、シーンからはっきり分かるようにしましょう。
人物名に補足を付ける稿もあれば、最初の括弧書きを使う稿も、ト書きで言語を示す稿もあります。どれもすっきり読めます。大切なのは、話されている言語と観客が受け取る情報の違いです。その両方を文字の装飾だけで説明させるべきではありません。
決まった型はひとつではありません
言語と字幕を示すト書きの一行は、言語や観客との関係が変わるまで、その後の台詞すべてに適用できます。
シーンの途中で人物が言語を切り替えるときや、切り替えが見落とされそうなときは、「スペイン語で」のような短い括弧書きを使います。人物名のたびに繰り返すと雑音になります。
視点人物が理解できないこと自体が狙いなら、読み手に偽りの完全な訳を渡すのではなく、話している様子や聞き取れる単語、反応を描写します。
読みにくさと受け渡しのつまずき
受け取る相手に合わせて選ぶ
提出先が求める言語で原稿を書き、そのほかの話し言葉は一貫した訳の書き方で読めるようにしましょう。多言語の脚本を送る前に、最新の応募規定を確認してください。
制作稿では、訳、方言、字幕、ローカライズについてのメモを読みの流れとは別に加えることがあります。応募時の訳を確定した台詞として扱わず、最終的な文言はその言語の専門家と確認しましょう。
Plotでは、話されている言語をト書きか最初の行の短い括弧書きで一度だけ示し、訳した台詞は通常のセリフとして書きます。やりとりはエディター、PDF、FDXのどれでもひとつの会話として読め、V.O.やO.S.はそれぞれの声の出どころを示すために使えます。
次によく聞かれること
たいていは違います。台詞は脚本の読み手の言語で書き、実際にどの言語で話されているかを示します。例外は観客に理解させない台詞で、その場合は訳さずに、話の様子と聞き手の反応を描写します。
一度だけ示します。例にある「Their exchange is SUBTITLED.」のようにト書きで書くか、最初の行の括弧書きで示し、あとは訳した台詞を続けます。言語や観客の理解が変わったときだけ、もう一度書きましょう。
いいえ。やりとりに対して言語を一度示し、人物名の下の括弧書きは、シーンの途中で人物が言語を切り替えるときや、切り替えが見落とされそうなときだけ加えます。