別名:欲求と必要、人物の欲求、人物が本当に必要とするもの、外的欲求と内的欲求
創作でよく使われる組み合わせです。ウォントは人物が追い求める具体的な目標、ニードは人物が向き合わなければならない内面の変化や真実です。ドラマはしばしば、この2つのずれから生まれます。
ウォントは目に見える目標です。裁判に勝つ、侵略を止める、彼女に書類へ署名してもらう、といったものです。ニードは人物を変えるものです。罪を認める、助けを受け入れる、支配と愛を混同するのをやめる、といったものです。ウォントとニードが早く一致しすぎると、物語に摩擦が生まれません。最後まで交わらないと、人物への影響がないまま筋書きだけを片づけた結末に感じられます。
ビートシートで両方を追いましょう。物語のきっかけとなる事件では、通常ウォントが明確になります。ミッドポイントとクライマックスでは、ニードが避けられなくなることがよくあります。ウォントを打ち砕く場合もあれば、捉え直す場合もあります。Aストーリーがウォントを追う間に、サブプロットであるBストーリーがニードを教えることも多いです。
すべてのシーンに「ニード:居場所」と刻みつけるような、説明しすぎるセリフは避けましょう。圧力の中での選択を通して、矛盾をドラマにします。原稿が忙しいのに空虚に感じられるなら、各シーンがウォントを追う手段を変えているのか、それともニードが試されないまま家具を並べ替えているだけなのかを問いましょう。
人物を中心に動く物語の多くは、そのずれによって深まります。筋書きだけで進む作品は外的な目標だけでも成立しますが、その場合でも、描く余裕があれば隠れたニードが結末を深めることがよくあります。
はい。それが物語の狙いであることも多いです。主人公が誤ったものを追い求め、ニードによって成功の意味を捉え直すこともできます。ただし、追求の過程が各ビートで理解できるようにしましょう。
アンタゴニストはウォントを阻んだり、ゆがめたりします。優れた敵対者は、主人公をニードから遠ざける誘惑も与えます。移動を遅らせるだけの悪役は手続き上の障害ですが、不正な近道を差し出す悪役はドラマを生みます。
主張を述べる演説として語るのは、まれな場合にとどめましょう。行動、代償、人間関係を通して明らかにします。「本当に必要だったのは家族だった」と説明しすぎるセリフは、結末で観客をうんざりさせます。