別名:ストーリービート
シーンや物語の中の変化の単位です。作戦、情報、感情の変化など。ページ上では、BEAT が次のセリフや動作の前の短い間を示すこともあります。
ページ上では
ビート
(beat)
それから彼女は、何事もなかったように微笑む。
構成を語るとき、ビートは意味のある最小の転換です。直前には成り立たなかったことが成り立ちます。「二人が争う」と言ったら、その代償を考えます。秘密が明かされる、味方が去る、計画が潰れる、といった変化です。変化を名指すことで、アウトラインとページが、シーンを変えない活動の列ではなく、圧力を扱えます。
脚本では、短い動作の間としてBEATと書くことや、まれにト書き(括弧)に入れることがあります。沈黙自体が目的でなければ、視線、息、閉じるドアなど、間を見せる具体的な動作を優先します。毎行に拍子を刻むように(beat)を入れると、読者は演技の指示を読み飛ばすようになります。
執筆前にビートで構成を試します。第二幕が逆転のない作業の列なら、ページは停滞します。自由に書いた稿に勢いだけあって骨格がなければ、ビートを逆に洗い出します。指摘を受けて改稿するときは構成ノートを近くに置きます。短ければ同じ稿に、シートに独自の履歴が必要ならPlotの別プロジェクトに置きます。
いいえ。一つのシーンに複数のビートが入ることがあります。ビートは、シーンの内部や物語全体の骨格で起きる、圧力、戦術、情報の一つの変化です。
通常は不要です。観客に感じてほしい間は、短い動作の行で示すほうが伝わることが多くあります。ト書き(括弧)は、台詞が誤解される場合に意味を明確にするために使います。
ビートシートは物語の主要な転換を順に並べます。各項目には圧力の変化を書き、場所だけや「二人が話す」といった曖昧な活動名で終わらせません。
はい。次の動きの前の沈黙を、単独のBEATで示す書き手もいます。読者と俳優には、その間を表す具体的な動作のほうが明確なことが多くあります。