共通の幕数より、提出先のテンプレートが優先
地上波、ケーブル、配信、シングルカメラ、マルチカメラの脚本に共通する幕のパターンはありません。CMの構成や社内のスタイルは変わり続けるので、汎用的なページ数の公式より、比較できる最新の脚本や渡されたテンプレートのほうが確かな根拠になります。
対象となる番組の現在のテンプレートに合わせます。CMごとに幕を表記する番組もあれば、配信作品のスペック脚本の多くは区切りを印刷せず長編のように流れます。
結論
書こうとしている番組や提出先の現在の書式に合わせましょう。幕で区切る脚本では、TEASERまたはCOLD OPENと各ACTの見出しをそれぞれ中央揃えの独立した行に置き、たいていは新しいページから始めます。幕の終わりは、テンプレートが求める場合にだけ示します。TAGは最終幕のあとの短い締めくくりで、幕で区切る脚本では幕と同じように新しいページから、中央揃えの独自の見出しの下で始まります。幕の区切りを使わない配信やプレミアムの書式に、区切りを作り足してはいけません。
ページ上では
COLD OPEN
INT. SERVICE ELEVATOR - NIGHT
Every floor button lights at once.
END OF COLD OPEN
ACT ONE
INT. LOBBY - MORNING
根拠の強さ
地上波、ケーブル、配信、シングルカメラ、マルチカメラの脚本に共通する幕のパターンはありません。CMの構成や社内のスタイルは変わり続けるので、汎用的なページ数の公式より、比較できる最新の脚本や渡されたテンプレートのほうが確かな根拠になります。
幕数や目標ページ数は、放送局、時代、尺、番組によって異なるのに、しばしばルールのように繰り返されます。同じパイロットをさまざまに構成するのは妥当なことです。融通が利かないのは、4幕、5幕、6幕といった汎用のレシピが現在のあらゆるエピソードの作り方を代表しているかのように扱うことです。
決まった型はひとつではありません
サンプルのエピソードでは、見出し、幕数、大文字の使い方、改ページの扱いを含め、その番組で実際に制作された最新の脚本の構成に従います。
想定する市場に最もふさわしい書式を選び、一貫させましょう。コールドオープンとタグは物語の道具で、30分の脚本すべてに必須の飾りではありません。
CMの制約がない脚本の多くは、幕に相当する物語の転換点は残しつつ、幕の区切りを印刷しません。ページの書式は、提出先の現在の案内に従って決めます。
読みにくさと受け渡しのつまずき
受け取る相手に合わせて選ぶ
フェローシップ、ライターズルーム、講座、エージェントの案内で書式とページ数の上限を確認し、最も近い番組の最新の脚本と比べましょう。幕の見出しは、その根拠が裏付ける場合にだけ使います。
番組が脚本を管理するようになったら、幕の見出し、シーン番号、改ページ、改訂マーク、ヘッダーは番組のコーディネーターとテンプレートに従います。発行するすべての稿で、その社内の構成を保ちましょう。
Plotでは、COLD OPEN、各ACTの見出し、END OF ACTを中央揃えのテキストとして書き、改ページで各幕を新しいページから始めます。幕の見出しはシーン見出しとは別に扱われるので、シーン一覧や香盤表には本当のシーンだけが載り、PDFとFDXではすべての区切りが置いた位置に保たれます。
次によく聞かれること
幕で区切る脚本では、たいてい新しいページから始めます。TAGもひとつの幕として扱いましょう。テンプレートで使うならEND OF ACTで最終幕を閉じ、次のページの先頭で中央揃えの独自の見出しの下にTAGを始めます。幕の区切りを印刷しない脚本では、締めくくりのシーンがほかのシーンに続くだけです。
現在の使い方では同じものを指し、第1幕より前のシーンのことです。TEASERは放送局の古い呼び方で、COLD OPENはコメディや最近の多くの脚本で一般的です。書こうとしている番組が使っている呼び方に合わせましょう。
合わせているテンプレートで使われている場合だけです。幕で区切る脚本の多くでは慣例ですが必須ではなく、幕の区切りを印刷しない脚本ではまったく書きません。
番組、放送局、時代によって異なります。地上波のエピソードではさまざまな幕数が使われてきましたし、配信の脚本の多くは幕の区切りをまったく印刷しません。汎用の数ではなく、その番組の最新の脚本か、提出先が求める書式に合わせましょう。
コールドオープン
タイトルの前に置く導入部です。テレビのパイロット版や各話でよく使われ、エピソードの正式な幕構成が始まる前に観客を引き込みます。
アクトブレイク
幕を締めくくる転換点です。テレビならクリフハンガーやどんでん返し、長編映画なら構成の大きな転換で、物語の圧力の向きを変えます。
タグ(テレビ)
エピソードの最終幕のあとに置く短い締めのシーンです。コメディなら最後のひと笑い、ドラマなら静かなひと間や次への引きになることが多く、幕で区切ったテレビ脚本では TAG と表記します。
パイロット版
シリーズの第1話です。人物、トーン、そして何シーズンも走り続けられる物語の原動力を証明する脚本です。ライターズルームや放送局から最も厳しく評価されることの多い原稿です。