別名:ストーリーへのメモ、開発段階のメモ
原稿へのフィードバックです。ルーム、プロデューサー、マネージャー、仲間から届き、物語、わかりやすさ、市場での見込みを良くするためのものです。メモを出すことも受け取ることも、企画開発の中心となる技術です。
よいメモは、ページ上の問題を具体的に示します。弱い欲求、ぼやけたミッドポイント、自分で説明してしまうジョークなど。シーンを示さない漠然とした印象は、対応しにくいものです。メモを出すときは、好みとわかりやすさを分けましょう。物語の原動力がどこで空回りしたかを示さない「もっとかっこよくして」より、「アクトブレイクで話を見失った」のほうが役立ちます。
メモを受け取ったら、書き直す前に読み解きましょう。そのメモがどんな問題を解決しようとしているのかを考え、物語の背骨を守る修正を選びます。すべてのメモが作業項目ではありません。誤読があったことを示しているだけで、伏線を1つわかりやすくすれば解決するものもあります。メモを反映する前に基準となる版を作っておけば、手術のあとに何が変わったかを比較できます。
進め方は、気持ちの整理と同じくらい大切です。読み合わせのあとは、メモをシーンごとにまとめましょう。12ページ目でまだ全員が混乱しているのに、40ページ目を書き直してはいけません。構成が固まったら、ポリッシュで行の質に取り組みます。物語の原動力を壊すようなメモには、ページワン・リライトで応えます。話題は欲求と転換に保ち、気に入っている行をすべて守ろうとする話にしないようにしましょう。
問題と、それを感じた場所(欲求、転換、わかりやすさ)を挙げ、そのうえで選択肢を示しましょう。セリフの推敲を頼まれていないかぎり、行の差し替えは避けます。
いいえ。それぞれのメモをその奥にある問題に読み解き、物語を守る形でその問題を直しましょう。好みについてのメモは断ってもかまいませんが、わかりにくさを指摘するメモを断れることはめったにありません。
欲求、前提、幕の設計が間違っているなら、ポリッシュはやめましょう。背骨がしっかりしていて行が弱いだけなら、ポリッシュします。診断に合わせて道具を選びます。
まずシーンと重要度でまとめましょう。後半の見た目の手直しより先に序盤のわかりにくさを直し、基準となる原稿をはっきり残しておけば、そのパスで実際に何が変わったかを確認できます。