1.引換券
マラは亡くなった兄の書類の中から、ロッカー19番の引換券を見つける。兄が残したものを受け取りに行くと決める。
必要なもの
前の場面からは何もなし
仕込むもの
- マラはロッカー19番を知っている
脚本の書き直し演習
明かす場面を動かすと、サスペンスが変わることがあります。伏線の場面を動かすと、登場人物が知らないはずの情報で動いてしまうことがあります。7枚の場面カードを並べ替え、何が変わったかを確かめて、次の書き直しに修正チェックリストを持っていきましょう。
2つの動かし方を試す
合鍵をさりげない質問の後ろへ動かす
明かす場面が動きます。何も壊れませんが、観客が鍵のことを知るのはマラの質問のあとになります。
水に浸かった保管所を夜の門番の前へ動かす
伏線が抜け落ちます。マラは誰からも聞いていない保管所にたどり着き、地図に赤い線が引かれます。
伏線より先に何かを必要とする場面はありません
マラは亡くなった兄の書類の中から、ロッカー19番の引換券を見つける。兄が残したものを受け取りに行くと決める。
必要なもの
前の場面からは何もなし
仕込むもの
イヴォはマラに、ロッカーは洪水のあとに空にされたと告げる。そして離れた場所にある保管所の住所を渡す。
必要なもの
仕込むもの
ひとりになったイヴォは、合鍵を袖口に隠す。観客は、彼が出入りの手段を残していたことを知る。
必要なもの
前の場面からは何もなし
仕込むもの
保管所でマラが見つけたロッカーは空で、乾いた赤い糸が一本残っているだけだった。
必要なもの
仕込むもの
駅でマラは、イヴォの破れた袖口から赤い糸が垂れているのに気づく。その意味はまだ分からないまま、彼女はそれを覚えておく。
必要なもの
仕込むもの
マラはイヴォに保管所の係員の名前を尋ねる。疑っていないふりをしながら、自分の疑いを確かめている。
必要なもの
仕込むもの
試されたあと、イヴォは封筒を返す。マラはそれを開け、兄が残した録音を聞くことに決める。
必要なもの
仕込むもの
ブラウザーがダウンロードをブロックした場合は、上のチェックリストを選択してコピーしてください。
場面を動かす前に、観客が知っていること、各登場人物が知っていること、重要な物を誰が持っているかを書き出します。
動かしたあと、それぞれの情報を、それを示す場面までたどります。足りない伏線に印を付けますが、すべての抜けを間違いと決めつけないでください。
並びを声に出して読みます。新しい順番が、狙ったサスペンス、驚き、あるいは混乱を生んでいるかを判断します。
これは演習用に書き下ろしたカードで、映画からの抜粋ではありません。チェッカーは、各カードに明示された前提と明かす情報だけを、順番どおりに読みます。場面の前提は、その場面が明かす情報を加える前に確かめます。満たされない前提があっても、その後に明示された情報の提示は打ち消されません。観客だけが知っていることは、登場人物の前提を満たしません。すべての辻褄の問題を見つけることも、回想を解釈することも、物語を採点することもできません。
場面の大きさと並びの違いについては、テンポの並べ替え演習を試してください。