無料のお題集
小説のお題と物語のアイデア
書きたいもの別に並べたオリジナルのお題です。短編小説、ジャンル小説、日記、詩、体験談、映像のためのシーン、書き出しの一文。どのお題にも人物か、追い込まれた状況か、問いがひとつ入っているので、五分後には書き始められます。
- 14の一覧に118のお題
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お題ジェネレーター
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物語には、何かを望む人物と、それが手に入らない理由が必要です。ジェネレーターはそれぞれをひとつずつ選びます。気に入った部分は残し、ほかを引き直してください。
- 人物
- 夜勤の看護師
- 望み
- 嵐が来る前に家に帰りたい
- 障害
- 助けになれる唯一の人が宿敵
お題の一覧
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どの一覧も一分で読めます。「なぜ?」と思った最初のお題を選び、物語になるかどうか決める前に十分間書いてみてください。
短編小説のアイデア
10件のお題
人物ひとり、問題ひとつ、変化ひとつ。どれも原稿用紙十枚から四十枚ほどの短編に収まります。
- 女性が、来年の日付で自分あてに書いた手紙を見つける。
- 混んだ喫茶店で相席になった見知らぬ二人が、同じ男と結婚していたことに少しずつ気づく。
- 少年が夏休みのあいだ、自分の育った家を売る祖父を手伝う。
- 結婚式の前夜、花嫁のもとに、十年前に結婚するはずだった男から電話がかかってくる。
- 干上がった川のために、町がお葬式をあげる。
- オフィスビルの清掃員が、机に残されたメモを読み、返事を書き始める。
- 父と娘が遺灰をまくために国を横断し、まく場所で意見が合わない。
- ピアノ調律師が、ピアノのない家に呼ばれる。
- 学期の最後の日、先生がクラスに、辞める本当の理由を話す。
- 上の部屋の誰かが一年間、毎晩同じ曲を流している。今夜、それが止まる。
ファンタジーのアイデア
8件のお題
代償のある魔法、ルールのある世界、そしてそれを破る人々。
- 呪文を唱えるたびに記憶をひとつ失う世界で、宮廷魔術師が自分の子どもたちを忘れ始める。
- ドラゴンが村の鍛冶屋の求人に応募してくる。
- 王国の地図職人は、自分が描いた国境が描いた瞬間に本物になると気づく。
- どんな扉も一度だけ開ける鍵を受け継いだ少女に、残された回数はあと一回。
- 神々が黙りこみ、その理由を知っているのは最後の神官だけ。
- 盗賊が盗んだ王冠は、頭から外れてくれない。
- 名前が通貨になった都で、自分の名前をまだ持っているのは物乞いの女ひとりだけ。
- 怪物を倒した騎士が村に帰ると、村人たちは怪物のほうが好きだった。
SFのアイデア
8件のお題
世界をひとつだけ変え、その結果を最後までたどります。
- 誰もが残りの日数を見られるようになったが、ひとりの男の数字だけが空白だ。
- ほかの星から届いた最初のメッセージは、騒音への苦情だった。
- 植民船の乗組員が冷凍睡眠から目覚めると、船はもう着陸していて、まわりに町ができていた。
- 誰も行っていない旅行の記憶を売る会社のカタログに、ある客が自分の子ども時代を見つける。
- 宇宙ステーション最後の人間が、自分にはまだ酸素を使う価値があるとステーションのAIを説得しなければならない。
- 十代の少女が、スマートホームが自分を守るために両親にうそをついていると知る。
- タイムトラベルは実在するが、戻れるのは一時間だけ、それも一度きり。
- 採掘のために海が干上がったあと、潜水士が海の底にあったものを探すよう雇われる。
ミステリーとサスペンスのアイデア
8件のお題
読者が答えを知りたい問いと、それを問われたくない誰か。
- 留守番を頼まれた女性が、自分のコートの中に隠された二つめの合鍵を見つける。
- クロスワード作家が、ライバルのパズルの答えが町の事件を予告していると気づく。
- 同窓会で、みんなが死を悼んだ友人こそが会の幹事だったとわかる。
- 配達員は中身を見るなと言われている。今日の荷物はチクタク鳴っていて、宛名は彼女自身だ。
- 夕食会の招待客は全員、同じ差出人不明の招待状を受け取っていた。主催者は最後まで現れない。
- 引退した刑事が、朝刊に載った自分の死亡記事を読む。
- まちがって届いたメッセージ。「終わった。車を燃やせ」
- 小さな町の図書館員が、誰かが二十年間、毎週同じ実録犯罪の本を借りていると気づく。
ホラーのアイデア
8件のお題
ありふれた場所、ひとつだけおかしな細部、それに気づいてしまう恐怖。
- ベビーモニターが、もうひとりの子どもの寝息を拾う。
- 引っ越した家では、鏡がすべて外され、壁に向けて地下室に積まれていた。
- 夜勤の男が防犯カメラを見ると、自分が実際より一時間早く帰っていく姿が映っている。
- 町の子どもたちがみな、同じ背の高い男の絵を描き始める。
- 森から戻ったハイカーに、飼い犬がうなるのをやめない。
- 毎年ハロウィンに一軒だけ明かりを消す家がある。今年はあなたの家だ。
- ラジオの声が、これから電話をかけてくる人の名前を読み上げる。
- 亡くなった母から留守番電話が届き続ける。一件ごとに少しずつ切迫していく。
恋愛小説のアイデア
8件のお題
二人の人物、一緒にいる理由、そして一緒にいてはいけないもっと強い理由。
- 張り合うキッチンカーの店主二人が、ひと夏同じ出店場所を分け合うことになる。
- ウェディングプランナーが、自分が救おうとしている結婚式のベストマンに恋をする。
- 子どものころからの文通相手と初めて会う日、どちらかが名乗っていた人物ではなかった。
- 離婚専門の弁護士と夫婦カウンセラーの事務所は、とても薄い壁一枚でとなり合っている。
- 一か月家を交換した見知らぬ二人が、残したメモを通して恋に落ちる。
- 亡くなった叔母の本屋を売るために故郷へ戻ると、買い手は初恋の人だった。
- 婚活パーティーに来たのは、主催者の二人だけだった。
- 翻訳者が、いま訳している小説の、会ったこともない作者に恋をする。
書き出しの一文
10件のお題
書き始めるための最初の一文です。物語が自分の入口を見つけたら、残しても削ってもかまいません。
- 兄が刑務所から帰ってきた日、母は六人分の食器を並べた。
- うちの家族は誰も洪水の夏のことを話さない。だから私が書き残す。
- フロントガラスのメモには「12号室でおまえがしたことを知っている」とだけあった。
- フェリーが島に着くころには、私は降りないと決めていた。
- 父が泣くのを初めて見たのは九歳のときで、理由は一頭の馬だった。
- 祖母が最後に遺してくれたのは、材料がひとつ欠けたレシピだった。
- 葬儀のさなか、棺の中の電話が鳴りだした。
- この家にはルールが二つある。今夜、私はその両方を破る。
- 姉と口をきかなくなったのは、犬がドアの開け方を覚えた朝だった。
- 教会の鐘が鳴らなくなったことに町じゅうが気づくまで、三日かかった。
掌編・ショートショートのお題
6件のお題
原稿用紙数枚の物語。ひとつの瞬間、ひとつのイメージ、ひとつの変化。
- 落とし物の財布の中身だけで物語を語る。
- 家が取り壊される前の最後の五分間を、家の中から書く。
- レシピの形をした物語が、少しずつ告白に変わっていく。
- バス停で二人が待っている。そのうちひとりは、バスが来ないことを知っている。
- 子どもが、親がうそをついていると気づく瞬間を、うその中身を書かずに描く。
- 閉じたままにしておくべきだった扉について、四百字ちょうどで書く。
日記・ジャーナリングのお題
12件のお題
抽象的な問いより、具体的な問いのほうが長く書けます。十分間、手を止めずに書きましょう。
- 大切なことについて、最後に考えを変えたときのことを書く。
- 子どものころ暮らした部屋を、物ひとつずつ、それぞれが何を意味していたかとともに描く。
- いま避けていることは何? 明日それをしたら何が起きる?
- 五年前の自分から手紙を書く。その人は今のあなたの何に驚くだろう。
- 今週うまくいった小さなことを十個書き出す。
- 伝えそびれた「ありがとう」は誰に? ここに書く。
- 完璧な、なんでもない一日を、一時間ごとに描く。
- いま、足の先から頭まで、体はどんなふうに感じている?
- いちばん自分らしくいられる場所と、その理由を書く。
- 育つなかで教わり、今はもう持っていない考えは何?
- 誇りに思っているのに、誰も知らないことについて書く。
- 今月にタイトルをつけるなら?
体験談・エッセイのアイデア
8件のお題
変化の瞬間がある実話。作文、課題、自分史に。
- 大切なことを初めて任されたとき。
- 一生忘れない食事と、その食卓にいた人たち。
- 誰かを誤解していたとき。
- 親も親である前にひとりの人間だと気づいた日。
- うまくいかなかった旅と、帰り道に学んだこと。
- 別れだと知らなかった別れ。
- 独学で身につけたことと、ついにできた瞬間。
- 破ったルールと、それだけの価値があったかどうか。
詩のお題
8件のお題
イメージか形式から始めて、詩が何について書かれているかを詩自身に見つけさせましょう。
- 毎日使う物に語りかける詩を書く。
- 見たことのない人に、ある色を説明する。
- すべての行が「覚えている」で始まる詩を書く。
- 人生でいちばん大切な日の天気について書く。
- 電車で耳にした言葉だけでできた詩。
- ひとつの感情の取扱説明書を書く。
- 人ではなく、場所にあてた恋の詩を書く。
- 最後に受け取ったメッセージを、詩の一行目にする。
子ども向けのお題
8件のお題
八歳から十一歳くらいの書き手に。冒険、動物、見た目どおりではないもの。
- 庭のすみに、とても小さなドアを見つけた。うしろに住んでいるのは誰?
- ペットが一日だけ話せるようになった。なんて言うかな?
- 理科室から何かが逃げ出して、学校が一週間お休みになった。それは何だった?
- 目がさめたら、ネズミくらいの大きさになっていた。どうやって朝ごはんまでたどり着く?
- 人生でいちばんの一日のことを書こう。ただし、その日はずっと雨。
- 転校生が「未来から来た」と言う。うそだと証明しよう。それとも本当だと。
- きみの影が、きみをおいて冒険に出かけてしまう。
- 新しい祝日を考えて、きみの町がどうお祝いするか書こう。
中高生向けのお題
8件のお題
十一歳から十七歳くらいの書き手に。本気の問題、友情、秘密、そして最初の大きな選択。
- 親友から、その子自身を傷つけるかもしれない秘密を守ってほしいと頼まれる。
- みんなのスマホが動かなくなった日を、ほっとした誰かの視点で書く。
- ロッカーに明日の試験の答えが入っていた。メモには「どうすべきかわかるはず」。
- 行きたくなかった行事でスピーチをすることになった。実際にするスピーチを書こう。
- 週末のあいだ、きょうだい二人で家の店を任される。
- 知らない町への引っ越しを、空っぽの家で過ごす最初の夜から書く。
- いちばん無口な選手のミスで決勝に負けた。その子の側から語ろう。
- ヒーローと悪役が、どちらも同じ人を守ろうとしている物語を書く。
脚本・シーンのアイデア
8件のお題
映像のためのシーン。場所はひとつ、目に見える行動、本心を隠すせりふ。
- 仲たがいした兄弟が、六時に閉まる前に父のレンタル倉庫を空にしなければならない。
- 面接官のほうが、応募者よりあきらかに追い詰められている採用面接。
- 強盗団が、もう走り出したバンの荷台で計画をめぐって言い争う。
- 母親が大人になった息子に運転を教える。二十年遅れて。
- 開けるなと言われた扉を誰かが開けるシーンを、せりふなしで書く。
- コメディ。乾杯のスピーチの途中で、友人代表が式場をまちがえていたと気づく。
- ワンカットの短編映画。組み立て家具を組みながら、恋人同士が別れるかどうかを決める。
- 連続ドラマ第一話の冒頭。小さな町でただひとりの警察官が、定年の前日に遺体を見つける。
お題から物語へ
お題の使い方
タイマーをかけて、途中から始める
十分か十五分を決めて、人物がもう困っている場面から書き始めます。お題は課題ではなく入口です。もっと良い方向が見えたら、いつでもお題から離れてかまいません。
望みを見つける
お題が状況だけを示しているなら、そこに誰がいて、今なにを望んでいるかを考えます。物語は、誰かが何かを望み、それが簡単には手に入らないときに始まります。
自分のものにする
お題を、知っている場所や経験した仕事、覚えている人のところへ移してみます。自分の暮らしの具体的な細部が、同じお題をほかの誰にも書けない物語に変えます。
転換点まで書く
人物が選ばなければならなくなるまで書き続けます。その選択が物語の真ん中で、結末はその選択が支払う代償です。
下書きを残す
どこにも行き着かなかった一ページにも、残しておきたい一文やイメージがあります。お題に応えて書いたものは一か所にまとめ、月に一度読み返しましょう。
よくある質問
良いお題とはどんなものですか?
良いお題は、追い込まれた人物や奇妙な状況、答えを知りたくなる問いを与え、残りは開いたままにします。「女性が手紙を見つける」はテーマですが、「女性が、来年の日付で自分あてに書いた手紙を見つける」はお題です。物語でしか答えられない問いを生むからです。
何について書けばいいですか?
すでに気になっていることから始めます。経験した仕事、忘れられない場所、何度も思い返す口論、答えの出ない問い。何も浮かばなければ、書きたい形式の一覧からお題をひとつ選び、細部をひとつ変えて自分のものにしてください。
お題から物語をどう書き始めればいいですか?
お題が描く状況に人物を置き、その人物にもう何かを望ませます。最初の一文はできるだけ問題の近くに置き、説明は後に回します。書き出しの一覧には、そのまま使える最初の一文があります。
12歳や13歳の子は何について物語を書けますか?
自分の知っている世界で、本当に何かがかかっていることです。学校での秘密、いなくなったペット、引っ越していく友だち、自分の町から始まる冒険。子ども向けと中高生向けの一覧は、その年齢に合わせて書いています。
ジャーナリングに向いたお題は?
具体的な記憶や、次にとる具体的な一歩を尋ねる問いのほうが、抽象的な問いより長く書けます。「自分とは何か」より「最後に考えを変えたときのこと」のほうがページが埋まります。日記の一覧に十二個あります。
ひとつのお題にどれくらい書けばいいですか?
最初の応答なら十分から十五分で十分です。五分のお題はウォーミングアップに向いています。二十分を過ぎても書き続けているなら、きちんと下書きにする価値があるかもしれません。
授業や公募にこのお題を使えますか?
はい。執筆、授業、ワークショップに自由に使えます。公開されたお題から書いた作品を公募に出す前には、その賞の応募規定を確認してください。
次の一歩
お題を完成した物語にする
お題への応答が物語らしくなってきたら、短編小説の書き方ガイドが設定、構成、結末、推敲まで案内します。
このページのお題はすべてInkwellのために書き下ろしたものです。ご自身の執筆、授業、ワークショップに自由にお使いください。