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乗り換えFinal Draftワークフロー

読み合わせを失わずにFinal Draftから乗り換える

Inkwellチーム読了時間:3分

脚本ソフトの乗り換えは、週末の気まぐれではありません。次の改稿が前回よりも見通しやすくなるという賭けです。Final Draftは制作の現場で確かな地位を築いてきましたし、Inkwellもそれを否定するつもりはありません。うまくいく乗り換えとは、制作用のファイルをそのまま保ちながら、いくつかの新しい基本を覚えていくことです。保存ポイント、下書きライン、そして本当に読み取れる変更です。ここでは、最初の1時間を順を追って紹介します。

本当に続きを書きたいFDXから始めるこのセクションへのリンク

乗り換えでいちばん多い失敗は、違うファイルを取り込んでしまうことです。書き続けるつもりのファイルではなく、たまたま開いていたファイルです。Final Draftで、引き継ぎたい版をそのまま.fdxとして書き出しましょう。リビジョンモードで作業していたなら、続けるつもりのリビジョンを書き出し、Plotに取り込んだら、その制作用の基準版に名前を付けます。

次にPlotを開き、新しい脚本を作成して、インポート/エクスポートメニューからFinal Draft (.fdx)を選びます。InkwellはFDXとFountainを取り込み、FDX、Fountain、業界標準の書式のPDFに書き出せます。持ち込んだものが閉じ込められることも、書いたものがひとつのツールに縛られることもありません。

改稿の前に、読み合わせに名前を付けるこのセクションへのリンク

言葉をひとつ変える前に、保存ポイントを作り、その理由を書いておきましょう。「Final Draftから取り込み(6月20日)」や「読み合わせ用の稿」といった具合です。保存ポイントは、いつでも戻れる、変更できない名前付きの瞬間で、価値のすべては名前にあります。明日のページが今日のページから離れていっても、その名前付きの瞬間があれば、何が動いたのかをシーンごとに正確に確かめられます。バージョン管理のふりをした_FINAL_real.fdxのようなファイルでいっぱいのフォルダーは必要ありません。

この習慣こそが、乗り換えを報われるものにします。Final Draftでは、履歴はファイル名と記憶から組み立て直すものです。Plotでは、履歴は意図して名前を付けた瞬間の連なりです。ファイルの山ではなく構造化されたスナップショットなので、それを読むツールは正確になれます。その正確さこそが乗り換える理由なので、初日からこの習慣を身につけましょう。

別のエンディングはコピーではなく下書きラインで試すこのセクションへのリンク

チームが第3幕を2通り見たいと言ったとき、Final Draftでの反射的な対応は「名前を付けて保存」です。できあがった2つ目のファイルは、すぐに1つ目からずれ始めます。Plotでは代わりに下書きラインを開きましょう。同じ脚本の並行した版で、元の脚本に触れずにエンディングを自由に書き直せます。どちらかの版に決まったら、その下書きライン全体を残すラインに取り込みます。シーン単位の作業なら、テイクやエージェントモードで進めることもできます。2つのファイルを手作業で突き合わせることも、シーン14の良い版がどちらにあるのか迷うこともありません。

書き出すのは求められたときだけこのセクションへのリンク

Plotで書き進め、コーディネーターや読み合わせがファイルを必要としたときにFDXやPDFを書き出します。書き出しも同じインポート/エクスポートメニューからです。読み合わせにはPDF、後工程のシステムがFinal Draftの形式を求めるならFDX、作業の流れが損失のないプレーンテキストを求めるならFountainを使います。書き出しは常にいまいる保存ポイントを反映するので、外に出ていくものが謎になることはありません。

制作への引き渡しに向けて、Plotはロックした基準版、Aページ、リビジョンの色、ブレイクダウン、納品用の書き出しを、構造化された保存ポイントの履歴に結び付けて管理します。PDFを書き出す前に脚本の提出前チェックを実行し、タイトルページの情報、印刷できる構成、制作用の付帯情報、匿名での提出の設定を確認しましょう。後工程のシステムがFinal Draftの形式を求めるなら、FDXを使います。