# テーマ

> 物語が探り、結末によって示す、人生についての考えです。題材は物語が何を扱うか、たとえば悲しみや野心を指し、テーマはそれについて物語が何を語るか、たとえば分かち合った悲しみは耐えられるものになる、ということを指します。

別名：主題, 統制概念

## 実践では

テーマは、物語の出来事が意味を持つ理由です。失敗する強盗のように筋が同じ二本の映画でも、一方は欲が忠誠を壊すと語り、もう一方は忠誠は何があっても揺るがないと語れば、まったく違う意味になります。テーマとは、筋が繰り返し投げかける問いに物語が出す答えなのです。

テーマはふつう、登場人物が口にすることではなく、主人公の変化を通して表されます。主人公が何を学ぶのか、学ぶことを拒むのか、学ぶために何を支払うのかが、物語の主張になります。脇役はしばしば同じ問いへの別の答えを体現し、物語は結論にたどり着く前に、いくつもの方向からテーマを試します。

書き始めの時点でテーマがわかっていない書き手は少なくありません。第二稿や第三稿で、シーンが何度も同じところへ戻ってくることに気づいて、テーマを見つけるのです。テーマがはっきりすると、それは改稿の道具になります。どのシーンが必要か、どのサブプロットが本筋と響き合うか、最後の映像が観客に何を残すべきかを教えてくれます。

## 早い段階で語られるテーマ

**物語の中心となる問いを提示するシーン**

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INT. 家族経営のパン屋 - 夜明け前

どこもかしこも粉だらけ。ジュン（16）が雑に、手早くパンを丸めている。祖母のハルモニ（80代）は黙って、彼のあとから一つずつ丸め直していく。

            ジュン
    誰も違いなんてわからないよ。みんなパンが欲しいだけだ。

            ハルモニ
    あの人たちにはわからない。でも、あんたにはわかる。

ジュンは自分のトレイと祖母のトレイを見比べる。手の動きが遅くなる。
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ハルモニの台詞は、ブレイク・スナイダーが勧めるように、物語のテーマを早い段階で語っています。誰にも気づかれなくても、物事をきちんとやることには意味がある、というものです。ジュンはまだそれを受け入れていません。物語の残りの部分では、近道やお金や重圧に対してこの考えを試し、最後に彼がそれを信じるようになるかを見せることができます。

## テーマ、題材、プレミス、教訓

題材とは扱う対象のことで、ふつうは愛、戦争、家族、野心のような一語か短い言葉で表せます。テーマはその対象についての主張で、一文で書くのが最もよい形です。たとえば、忠誠を欠いた野心は、それが仕えるはずだった人々を滅ぼす、といったものです。テーマを一語で説明する書き手が持っているのはたいてい題材であり、脚本が自分の考えを決めていないために迷走することがよくあります。

ラヨシュ・エグリは『劇作の技法』（1946年）でこの主張をプレミスと呼び、どの戯曲にも必要だと説きました。例として、『ロミオとジュリエット』には大いなる愛は死をも超える、『マクベス』には非情な野心は自らを滅ぼす、を挙げています。ロバート・マッキーは『ストーリー』で同じものを統制概念と呼びました。何が懸かっているのかと、結末の原因とを示す一文のことです。

テーマは教訓ではありません。教訓は観客にどう振る舞うべきかを告げますが、テーマは問いを探り、物語の結末にその主張を委ねます。優れたテーマは本当の議論を許し、しばしば敵対者を通して反対の見方にも強い声を与えます。だから結末は説教ではなく、勝ち取ったものとして感じられるのです。

## 映画の中のテーマ

『素晴らしき哉、人生！』のジョージ・ベイリーは自分の人生を無駄だったと思い込み、物語は彼に自分のいない世界を見せます。平凡な人生は思っている以上に多くの人に触れている、というテーマは、ジョージが助けてきた人々を通して一場面ずつ示されます。映画のあいだずっと彼がそれを疑ってきたからこそ、そのテーマは胸に届きます。

ピクサーの『カールじいさんの空飛ぶ家』は、カールとエリーの結婚生活を台詞なしで描く場面で始まり、過去にしがみつくことで約束を守ろうとするカールを追います。彼は文字どおり家を風船に結びつけるのです。誰かを大切に思うことは、手放して生きることでもありうる、という映画のテーマは、ラッセルを救うために家を手放す瞬間に表れます。

テーマは対比を通して働くこともあります。『ゴッドファーザー』でマイケル・コルレオーネは家族を守りたいと言い、映画はそれが何を意味するのかを問い続けます。結婚式、洗礼式、葬式が暴力を縁取り、ケイの前でドアが閉まる最後の映像は、家業を守るなかでマイケルが家族そのものを締め出してしまったことを示しています。

## 脚本でテーマを書くには

テーマを答えとして書く前に、問いとして言い表しましょう。忠誠は野心に耐えられるのか。謝る気のない相手を許すことはできるのか。問いにしておけば、書いているあいだ物語は開かれたままになり、登場人物がさまざまな立場を主張でき、脚本が講義のように聞こえるのを防げます。物語が答えを出すのは結末です。

テーマは台詞ではなく構成に託しましょう。ブレイク・スナイダーの『SAVE THE CATの法則』のビートシートには、5ページ目あたりにテーマの提示というビートがあり、主人公が学ばなければならない考えを誰かが口にします。たいていの場合、主人公にはまだその意味がわかっていません。そのあとは行動に運ばせましょう。主人公の選択、敵対者の反対の見方、そして別の答えを試すサブプロットです。

テーマを削るために使いましょう。改稿のときには、どのシーンにも、テーマを試しているか、筋を進めているか、人物を深めているかを問います。どれにも当てはまらないシーンは、たいてい削れます。最初と最後の映像も見てみましょう。二つが互いに呼応し、テーマが語る変化を示していれば、観客は言葉にはできなくても物語の意味を感じ取ります。

## よくある質問

### 物語のテーマとは何ですか？

物語が人生や人間の本性について探る中心的な考えで、愛には犠牲が伴う、といった主張の形で表されることが多いものです。誰かの台詞ではなく、主に登場人物に何が起こり、物語がどう終わるかを通して明らかになります。

### テーマと題材の違いは何ですか？

題材は悲しみ、家族、権力のような扱う対象で、一語で言えます。テーマはその対象について物語が語ることで、一文を必要とします。たとえば、権力はすでに持っている者だけを守る、というものです。

### 映画によくあるテーマは何ですか？

愛と犠牲、野心の代償、成長、贖罪、アイデンティティ、個人と社会の対立、家族の意味、善と悪などがよくあるテーマです。映画を独自のものにするのは、こうした題材について下す具体的な主張です。

### テーマとモチーフの違いは何ですか？

テーマは考えです。モチーフはその考えを強める、繰り返し現れる映像、音、物、台詞です。『カールじいさんの空飛ぶ家』のテーマは過去を手放すことであり、家と風船がそれを運ぶモチーフです。

### 脚本のどこでテーマが現れますか？

多くの場合、ブレイク・スナイダーが5ページ目あたりに置くテーマの提示のビートで、登場人物が早い段階で口にします。その後、物語の中盤で試され、主人公の最後の選択がそれを学んだかどうかを示すクライマックスで決着します。

### 一つの物語に複数のテーマがあってもいいですか？

はい。たいていの物語には中心となるテーマと、サブプロットが探る副次的なテーマがあります。問題になるのは、書き手の意図しないところでテーマ同士が逆方向に引き合い、結末がある問いに答えているのに、脚本の残りが別の問いを投げかけていた場合です。

## 関連用語

- [モチーフ](https://www.inkwell.software/ja/glossary/motif): 戻ってくるたびに意味を帯びていく、繰り返し現れるイメージ、物、セリフ、状況です。変化を付け忘れた背景ではなく、主張へと育つ質感です。
- [キャラクターアーク](https://www.inkwell.software/ja/glossary/character-arc): 物語を通して人物がどう変わるか、あるいは意味のある形で変わることを拒むかです。高まる圧力の中での選択によって測られます。
- [サブテキスト](https://www.inkwell.software/ja/glossary/subtext): 口に出された言葉の下にある、その瞬間の本当の意味です。人物が夕食や事件や天気の話をしている間に進んでいる、本当の駆け引きです。
- [ウォントとニード](https://www.inkwell.software/ja/glossary/want-and-need): 創作でよく使われる組み合わせです。ウォントは人物が追い求める具体的な目標、ニードは人物が向き合わなければならない内面の変化や真実です。ドラマはしばしば、この2つのずれから生まれます。

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