# スマッシュカット

> 観客が前のシーンの続きを予想している瞬間に、別のシーンへといきなり切り替えるカットで、対比ができるだけ強く響くようにします。右寄せのトランジション SMASH CUT TO: として書き、タイミングそのものが狙いになる数少ないカットのためにとっておきます。

別名：SMASH CUT TO:, ギリガン・カット

**ページ上では**

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SMASH CUT TO:
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## 実践では

スマッシュカットとは、観客がシーンの続きを予想している瞬間に、あるシーンから別のシーンへといきなり切り替えるカットで、2つのシーンの対比ができるだけ強く響くようにするものです。多くは音やセリフや動作の途中に割り込み、前のシーンより静かなもの、騒々しいもの、おかしなものへと着地することがよくあります。

ページ上ではトランジションとして、2つのシーンのあいだに右寄せで SMASH CUT TO: と書きます。現代の脚本のカットのほとんどは次のシーン見出しで暗に示され、トランジションはまったく必要ありません。だからこそ、このカットにはわざわざ表記が付くのです。カットそのものが物語の語りの一部であり、単なる編集者の仕事ではないことを読み手に伝えます。

控えめに使いましょう。スマッシュカットが効くのは、それがめったに使われず、カットの位置が慎重に選ばれているからです。最後まで続かない悲鳴、すぐに破られる約束、落ちている最中に終わる夢。シーンが変わるたびに使えば雑音になり、読み手はそれを感じなくなります。

## ページ上のスマッシュカット

**約束、そしてその正反対**

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INT. 学生寮の部屋 - 夜

プリヤ（19）が、期限切れの課題を並べたスプレッドシートごとノートパソコンをばたんと閉じる。

            PRIYA
    パーティーには行かない。死んでもこのレポートを終わらせる。

SMASH CUT TO:

INT. 人であふれた家のパーティー - 夜

音楽が壁を揺らす。他人のサングラスをかけたプリヤが、コンガの列を率いてキッチンを練り歩いている。
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笑いを生むのはトランジションです。約束の言葉が終わった瞬間、間を置かずにカットが入るので、観客はシーンを読む前に対比を読み取ります。この喜劇的な形は、しばしばギリガン・カットと呼ばれます。『ギリガン君SOS』（Gilligan’s Island）がこれを多用し、番組の代名詞になったことに由来します。

## スマッシュカットの書き方

トランジションは英語の脚本と同じくラテン文字の大文字で、右寄せにし、最後にコロンを付けます。SMASH CUT TO: です。次の行は新しいシーン見出しです。行をトランジションとして指定すれば、脚本ソフトが配置を整えてくれます。よく使われる変形もいくつかあります。唐突な幕切れには SMASH CUT TO BLACK:、短いインサートや1つの映像の前には SMASH CUT TO: を使います。

カットの位置は、切り替わる前のシーンの最後の行に置きましょう。ダッシュで途切れるセリフ、悲鳴、伸ばされる手など、カットが割り込む瞬間で終わらせ、その後にト書きを足さないようにします。観客がカットを感じる場所で、読み手もそれを感じられるようにするのです。

## 喜劇での使い方とドラマでの使い方

コメディでは、スマッシュカットは前言を裏切ります。登場人物が決して起きないと言い切ったことが、次のショットで起きているのです。悪い習慣をきっぱりやめると誓った人や、何があっても戻らないと言い張った人が、1秒後にまさにそれをしている姿が映されます。カットがオチなので、その前のセリフはきれいに振りを作っておく必要があります。

ドラマやホラーでは、スマッシュカットは衝撃を与えるか、緊張を解き放ちます。定番は悪夢です。登場人物が落ちたり叫んだりし、映画はベッドで跳ね起きる姿へと切り替わります。効果は2つのショットの落差で決まります。断ち切られる瞬間が騒がしいほど、あるいは親密なほど、次の映像は強く響きます。スリラーでは、暴力の瞬間から穏やかな日常の映像へとカットすることもでき、そうすると暴力がいっそう強く響きます。

## スマッシュカット、マッチカット、ジャンプカット

マッチカットは、形、動き、音など、2つのショットが共有する何かによって両者をつなぎます。『2001年宇宙の旅』で宙に投げ上げられた骨が宇宙船になるカットが有名です。スマッシュカットはその逆に対比によって働き、2つのショットができるだけかけ離れて感じられるようにします。

ジャンプカットは、同じショットやシーンの中で時間を先へ飛ばすカットで、映像が跳んだように見えます。主に編集上の選択で、脚本に書かれることはめったにありません。スマッシュカットはシーンとシーンのあいだのカットであり、脚本家が書き込むことを期待される数少ないカットの判断の1つです。

## スペック脚本で使うとき

現代のスペック脚本はほとんどのトランジションを避けます。読み手は、シーンとシーンのあいだには必ずカットがあると考えるからです。SMASH CUT TO: が居場所を得るのは、カットのタイミングがその瞬間の意味を変えるときで、それは技術ではなく物語の判断です。

トランジションを取り除いても笑いや衝撃がそのまま残るなら、取り除きましょう。そうしないと読み手が間や反応のショットや穏やかな場面転換を思い浮かべてしまうかもしれないなら、残しておきます。長編でスマッシュカットが1つか2つあるのは普通ですが、10を超えるようなら、たいていはシーンが本来の力を出しきれていません。

[Pacing Analysisでシーンのリズムを読む](https://www.inkwell.software/ja/skills/pacing-analysis)

## よくある質問

### スマッシュカットとは何ですか？

観客が最初のシーンの続きを予想している瞬間に、あるシーンから別のシーンへといきなり切り替えるカットです。トーン、音、映像の対比をできるだけ鋭くするために使います。

### 脚本でスマッシュカットはどう書けばよいですか？

切り替わる前のシーンの最後の行の後に、トランジションとして SMASH CUT TO: を大文字で右寄せに書き、次のシーンを見出しから始めます。最初のシーンは、カットが割り込むまさにその瞬間で終わらせましょう。

### スマッシュカットとハードカットはどう違いますか？

ハードカットは、トランジションの効果を使わない直接のカット全般を指し、ほとんどのシーンはこれで切り替わります。スマッシュカットは、2つのシーンの対比そのものが狙いになるよう、意図的に唐突な瞬間に置かれたハードカットです。

### ギリガン・カットとは何ですか？

登場人物があることを絶対にしないと言い張り、次のシーンでそれをしている姿を見せる、喜劇的なスマッシュカットです。このギャグを多用して番組の代名詞にした『ギリガン君SOS』（Gilligan’s Island）にちなんで名付けられました。

### スマッシュカットはトランジションですか？

はい。ページ上では CUT TO: や DISSOLVE TO: と同じく、シーンのあいだに右寄せのトランジションとして書式を整えます。ほとんどのスペック脚本は普通のカットを表記しないので、スマッシュカットは意図的な選択として目立ちます。

### SMASH CUT TO BLACK とは何ですか？

暴力、衝撃、啓示の瞬間などに、いきなり黒い画面へと切り替えるカットで、映画やシークエンスの幕切れによく使われます。観客から反応のショットを奪うことで、その瞬間を長く心に残します。

## 関連用語

- [マッチカット](https://www.inkwell.software/ja/glossary/match-cut): 形、動き、構図、音を共有することで2つのショットをつなぎ、一方の映像が次の映像に変わったように見せるカットです。2つの瞬間のつながりが物語の一部であるとき、トランジション MATCH CUT TO: として書きます。
- [ジャンプカット](https://www.inkwell.software/ja/glossary/jump-cut): 同じ被写体をほぼ同じ位置から撮った2つのショットをつなぐカットで、被写体が時間を先へ跳んだように見えます。たいていは編集上の選択で、飛ばした時間が物語の一部であるときだけ JUMP CUT TO: と書きます。
- [トランジション](https://www.inkwell.software/ja/glossary/transition): シーンとシーンの間に置く編集の指示です。CUT TO:、DISSOLVE TO:、SMASH CUT TO: など。現代のスペック脚本ではめったに使わず、ほとんどのカットは書かなくても伝わる前提です。
- [ディゾルブ](https://www.inkwell.software/ja/glossary/dissolve): ある映像が少しずつ次の映像に置き換わるトランジションです。ページ上ではよく DISSOLVE TO: と書き、きっぱりとしたカットではなく、時間の経過、記憶、テーマのつながりを示します。

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Canonical page: <https://www.inkwell.software/ja/glossary/smash-cut>
